選任された相続財産管理人は清算手続きを行う

被相続人が死亡すると、相続が開始されますが、だれも相続人がいないと財産は散逸し、財産の精算手続きが出来ませんので、利害関係人は家庭裁判所に申し出ることが出来ます。

家庭裁判所で、選任された相続財産管理人は、債権者等に対して被相続人の債券の回収の他に、債務を支払うなど弁済をする等 精算手続きを行い、残った財産を特別縁故者に相続分与の手続きや国庫に帰属させるなどの手続きをします。
相続を放棄した法定相続人は申し立てることは出来ませんが、特別縁故者や受遺者は利害関係者ですので選任を申し立てることが出来ます。

選任と、選任後の流れは次の通りです。
1)選任公告、通常は法律に明るい弁護士や、司法書士が選任されます。
2)債務の弁済、お金を貸している人や、被相続人の遺言によってお金を受け取ることになっている人(受遺者)がいる人がいるか期間を定めて公告をします。
3)相続人捜索の公告、尚相続人が名乗り出なかった場合、更に6か月以上に期間を定めて、相続人を捜す為に公告を出します。
4)特別縁故者への財産分与、生前、被相続人と生計を共にした者、介護をした者等特別な縁故のあるものは、相続人不在が確定してから3か月以内に申し立てをすれば、残った財産の全部一部を受け取ることが出来ます。
5)国庫に帰属、こうして残った財産は国庫に帰属します。